先日平成28年度補正予算について本ブログでご紹介いたしましたが、平成29年度当初予算の概算要求の内容も明らかになりましたのでご紹介いたします。
こちらはまだ概算要求の段階ですので、確定したわけではありませんが、中小企業関係の予算としてはこれで(財務省へ)要望を出すという流れとなります。
主な内容は以下の通りです。
◆中小企業等経営強化法の機能強化
事業分野別指針の拡大と認定事業者に対しての「補助金優先採択」&「融資制度の創設」
◆小規模事業者販路開拓支援事業
平成28年度補正予算で120億円がついてますが、平成29年度当初予算でも55.9億円が含まれています。
この流れで行くと、次の小規模事業者持続化補助金は年度内は補正予算で行われて、来年度は当初予算で実施されるという流れで進むことが推察されます。
ある意味大盤振る舞いですね。
◆ふるさと名物応援事業
ふるさと名物応援補助金も継続となりました。
◆創業・事業再生・事業承継促進支援事業(26.5億円)
創業と再生と承継がまじった補助金ができました。。。勝手な推測ですが、今年度の事業レビューで「創業補助金」が相当やり玉にあがり事業の抜本的見直しを求められていたため、ゆりかごから墓場まで支援するということで落としどころをみつけたのではないでしょうか。(事業レビューについては経産省のページを参照ください)
創業、再生、承継に係る設備投資などの補助金が新設される見込みです。
創業セミナーは継続されそうです。
◆最低賃金引き上げに向けた環境整備
厚生労働省との連携を進めるとありますので、厚労省系助成金を通じて賃上げ支援が強化される見込みです。
次年度は、これまでの中小企業支援策を踏襲しつつ、特にIT投資と海外展開を後押ししようとする流れとなる見込みです。